今回は、私たちのハウスメーカーが取り組んだマーケティング戦略の事例を共有します。特定の問合せ経路からのリード獲得後のコミュニケーション改善により、見事な成果を上げることができました。
私たちのハウスメーカーではこれまで、どの経路から獲得したリードに対しても同じステップメールを送信してきました。しかし、あるポータルサイトからのリードについて、多数の問い合わせがあるにも関わらず、アポイント率が低迷している状況がありました。
改善のためにそのポータルサイトを詳細に分析したところ、他の経路とは異なり、「家造りプランを提案してもらう」という具体的な希望があることが分かりました。これまでの一律なステップメールでは、このような顧客ニーズに対応できていなかったのです。
そこで、この問合せ経路専用のステップメールの内容を見直し、顧客が期待する「家造りプランご提示の流れ」を具体的にメッセージに組み込むことにしました。また、インサイドセールスが送信する個別メールのテンプレートも最適化しました。
この変更を実施したところ、メールの返信率が顕著に向上し、それに伴いアポイント率も大幅に改善しました。顧客からの問合せ内容と私たちからの案内内容が一致したことで、顧客の不信感が解消されたと考えられます。
この事例は、マーケティングオートメーションにおいて個別最適化と自動化が両立することの重要性を示しています。顧客一人ひとりのニーズに合わせたコミュニケーションが、成功への鍵であることを実感しました。
今後も、顧客の声に耳を傾け、柔軟に対応していくことで、さらなるサービスの向上を目指していきたいと思います。この取り組みが、同じような課題に直面している他の企業様の参考になれば幸いです。