学習塾・スクールの生徒募集はなかなか良い打ち手が見つかりません。教室の入り口や看板を広告面として機能させ、チラシを出し、ポータルサイトに広告出稿するなど、よくある施策は誰もがやっています。誰もがやっている施策は差別化が難しい上にコストも高くなる傾向にあります。そうすると一定の問合せが来ることは来ますが、そこから劇的に増えていくことは望めません。基本的に既存の広告施策では頭打ちになってしまいます。だからといって溢れんばかりの紹介をもらってくるのも現実的ではありません。本来は紹介だけで十分な生徒数が確保しつづけられるのが理想ですが、そうもいかないと思います。
ではどうすれば良いのか?次の施策としておすすめできるのがGoogle Maps対策です。きちんと対策している競合が少なく、かつ思っているよりも多くの露出が期待でき、自社サイトの閲覧や電話での問い合わせにつながりやすいルートとなります。これはもう、絶対対策すべきです。このGoogle Maps対策のことを「MEO」(Map Engine Optimization = 地図エンジンの最適化)と呼びます。
Google Mapsとは
Googleの地図検索サービスです。スマホアプリ、ブラウザでの利用ができます。スマホ、PCともに影響があります。上記の画像はPCのブラウザですが、適切に対策を行うと左側のリストに出る・地図上で赤いプロットを置かれ自教室の文字が太字になるなど、露出が強化されます。
スマホのGoogle検索結果です。「大井町 個別指導塾」と検索すると、広告枠の次にこのGoogle Maps上の結果が表示されます。広告枠の位置はキーワードやユーザーごとに変動しますが、保護者など対象ユーザーが自社を探しそうなキーワードでは基本的に地図が絡んでいることを前提に考えるべきでしょう。
通常のGoogle検索とGoogle Mapsとの違い
同じ会社がやってるサービスだし、どっちかを一生懸命やっていれば両方報いてくれる…。という期待もしてしまうのですが、淡い期待のようです。絶対に100%連携していないと断言することは出来ず、少なくとも何らかの確認はされている予感はしますが、あくまでも予感です。
逆の問いになりますが、Google検索でもGoogle Mapsでも両方成果を出したいと考えるならば、別々にベストの対策をした方が良いといえます。じゃあ、どちらか一方に注力したいとなったときはどうするか?というと、現在時点ではGoogle Mapsの対策のほうが効率的です。それは競合度がGoogle検索に比べて低いことと、それゆえにコストが安く済むからです。
スマホではさらなるプラスアルファが
弊社マーケティングアカデミアのGoogle Maps画面ですが、ユーザーはこの画面から様々なアクションをすることができます。
- ウェブサイト閲覧
- 経路検索
- 電話
- (Google Mapsの当該ページ管理者に)Google上でお問い合わせ
不要なアクションは削除することも出来ますが、例えば経路検索や電話等はスマホであればタップするだけで簡単にアクションを起こすことが出来る便利な機能です。これらは情報を予め登録しておくことでユーザー側がアクションすることが可能になるのです。
Google Maps対策の方法
基本的には一つのツールでPDCAサイクルを回していく形になります。「Googleマイビジネス」です。
Googleマイビジネスで出来ること
基本情報の登録
教室の名称、住所、電話番号やウェブサイト(複数教室をお持ちなら、それぞれの教室ごとの情報を登録可能)、営業時間など。Googleマイビジネスに限らず、どこに教室の紹介をするにしても記載する内容です。なお、営業時間については、臨時休業日や特別な営業時間も登録することで表記を変えることができます。
写真
意外と重要なのが写真です。外観だけでなく中の様子もアップロードしたほうがイメージ想起されて問い合わせにつながります。まったく写真を投稿しないのは危険で、Googleが撮影したストリートビューが建物の入口を何となく写したものだけ表示されてしまいます。見た目にもよくないので、必ず何かを投稿する必要があります。
投稿
SNSやブログの投稿に近いものです。これもあればあるほど、情報更新頻度が書くて検索結果の上位表示に有効になります。
口コミへの返信・メッセージ
Google Maps上でユーザーが口コミを登録することができます。その投稿をいじることはできませんが、教室側としてはそれにうまく返信することでイメージをかえって向上させることができます。また、他のユーザには見えませんが、Googleマイビジネスの中にメッセージ機能があり、そこからお問い合わせが来る可能性もあり返信を怠ってはいけません。
問い合わせを増やすためにやること
端的には、書くべき内容をきちんと書き、定期的に投稿し、ユーザーからの反応があったらなるべく早く丁寧に対応すること。とはいいますが、色んな業務を抱えている中でやり切るのは大変ですよね。既存の業務の中にこの稼働を組み込むことが出来なさそうであれば、外注することを考えて良いと思います。
安定して高い効果の出るMEOサービス
検索結果1ページ目に出るには、指定のキーワードで3位以内に入る必要があります。弊社経由でお使い頂けるMEOサービスは上位表示率80%、対策も手動で行うため人の目と手を介することで安定的に高い効果を実現できます。日ごとの成果報酬制なので、費用対効果もバッチリ。Google Mapsを使って問い合わせを増やしていきたい方、ぜひお問い合わせください。
マーケティングアカデミア富田
マーケティングアカデミア富田
株式会社マーケティングアカデミア 代表取締役 20代はリクルートで人材系の法人営業。飛び込みやテレアポをしたくない、でも成果は出さないと行けない、というジレンマの中、気づけばメールマーケティング・カスタマーサクセスのような動きを自然身に着けていた。狙い通り、「自分は案件や引き合いが多くてテレアポの時間が作れないし、優先すべきは今ある案件の受注」という建前を作りつつ、表彰を多数獲得。 30歳の誕生月にリクルートを卒業し、ベンチャーで教育系求人サイトの事業責任者に。はじめて経験するデジタルマーケティング・サイトやシステムの制作に苦戦しつつ、自社開発でMAツールのような機能を作りながら会員の応募を増やし事業を成長させた。 その後偶然、MAツールの運用を支援したところ、これまでの他の事業・領域よりも成果に貢献でき満足度も高かった。営業・マーケティング・システムというMAツール運用に必要な領域で全て10,000時間以上の経験を積み重ねていたことが上手く昇華された。そのため現在はMAツール運用に集中し、1社でも多く自動化施策で成果と効率を上げるための取組を行っている。