新規事業/事業開発
新規事業・事業開発のフェーズでは、「どんな顧客が・どんな課題を抱え・どんな訴求に反応するか」が手探りからのスタートになります。MAツールを上手に活用すると、リードを獲得しながら同時に「誰に・何を・どう伝えるか」を実データで検証していくことができ、勘ではなく事実に基づいて事業の解像度を上げられます。専門知識ゼロから始められる手順でご紹介します。
新規事業/事業開発は
このような事業・アカウントにおすすめ
よくある誤解・失敗
新規事業にMAツールは
使えない
メールアドレスが無いと
顧客登録できない
すべてのターゲットに
同じメッセージで配信
反応の良いセグメントが
絞れたら勝ち
新規事業/事業開発でのMAツール活用フロー
取引作成
データ項目の整理
新規事業フェーズでは、検証を進めるうちに「この情報も取っておけばよかった」と気づく項目が次々と出てきます。後から項目を追加することはできますが、過去に獲得したリードについては遡って入力できないため、最初の項目設計が後の分析の質を大きく左右します。
整理のコツは、「比較したい軸」を先に書き出すことです。たとえば、業種別の反応差を見たいなら「業種」項目を、企業規模別なら「従業員数」「売上規模」を、決裁プロセスを把握したいなら「決裁者の役職」「想定決裁期間」を──というふうに、後でグループ分けに使う情報を予め項目化しておきます。
こうした項目を整えておくことで、配信リスト作成・効果分析・営業時の情報共有のすべてが効率化されます。
リストの作成
データ項目が整理できたら、次は「比較したい軸」ごとにリスト(セグメント)を作成します。業種別、企業規模別、担当者の部署別、年代別など、検証したい切り口でリストを切り出しておきます。
ポイントは、「条件に該当する人が追加されたら自動的にそのリストにも登録される」よう、動的なリスト(ダイナミックリスト)として作っておくことです。手動で更新する必要がなくなり、リストの鮮度が常に保たれます。
検証初期は5-10種類程度のリストを並行運用するのがおすすめ。多すぎると分析が複雑になり、少なすぎると比較の幅が狭まります。
(BtoB)ターゲット顧客の商談/
取引作成
BtoB事業で、ターゲット企業が百〜千社単位に絞り込めている場合は、リード情報が獲得できる前から「取引・商談」レコードを作っておく方法があります。
たとえば全ターゲット企業ぶんの取引レコードを作成し、初期ステータスをすべて「リード情報なし」に設定。リード情報が取れたら「リード獲得」ステージへ、商談ができたら「商談化」へ、提案ができたら「提案中」へ──と、ターゲット市場全体に対する自社の浸透度合いをリアルタイムで可視化できます。
「市場全体のうち、まだリード情報が取れていない先が何%」「提案まで進んだ先が何%」が分かると、次にどこに注力すべきかの判断がしやすくなります。
同じ訴求をリストごとに比較
配信を始めたら、まずは「同じメッセージを、複数のリスト(セグメント)に同時配信し、反応の差を比較する」アプローチが効果的です。
1回の配信あたりリストは2-3グループ程度に絞り、業種や職種など、比較的わかりやすい切り口から始めます。「製造業向けに送ったら開封率15%、IT業界向けは開封率35%」というように差が出れば、「IT業界の方がこの訴求に反応する」という仮説が立てられます。
多すぎる切り口で一気に検証しようとすると分析が複雑になり、結局何も分からないまま終わるパターンに陥ります。1回1検証が原則です。
メールのA/Bテスト
「誰に」が見えてきたら、次は「どう伝えるか」を検証します。同じ内容のメッセージを、言い回し・件名・冒頭の切り出し方を変えてA/Bテスト配信し、反応がどう変わるかを比較します。
リストの比較とA/Bテストを組み合わせていくと、「IT業界の課題提起型件名は反応率35%、ベネフィット訴求型件名は20%」というように、「誰に」「どんな訴求」が刺さるかが立体的に見えてきます。
このデータが蓄積されてくると、自社商材にフィットするターゲットの絞り込みが大きく進み、勘ではなく事実に基づく事業判断ができるようになります。
顧客ごとのニーズ整理
検証データが溜まってきたら、グループごとに「開封率・クリック率が高かった訴求は何か」「資料ダウンロードにつながった訴求は何か」を表に落とし込んで整理します。
「製造業の生産管理担当者には、ROI試算を含む訴求が刺さる」「IT業界のCIOには、セキュリティ事例が刺さる」というように、グループ別の興味関心マップが組織内に蓄積されていきます。
このマップは、新たな営業メンバーの教育・営業資料作成・プレスリリースの方向性決定など、事業活動全般で活用できます。「誰に」「何を」「どのように」事業展開するかについて、再現性のある型ができていきます。
MAツールの使い方・活用法・事例コラム
MAツール運用支援にマッチするMAツールの使い方
新規事業/事業開発
顧客像がまだ固まりきっていない段階で、リスト・文面・配信タイミングを少しずつ変えながら検証し、自社商材にマッチする顧客像と響く訴求を実データから作り上げていく使い方です。
休眠顧客の復活
過去にリードを獲得した経緯や商談の履歴、その後のメール開封・サイト訪問などの行動履歴をもとに、お客様の状況に合わせた個別メッセージを自動で届け、再度の商談機会につなげていく使い方です。
新規リードアポイント獲得
新規で獲得したリードに対する初動スピードを上げ、連絡回数も増やしながら、商談化率を高めていく使い方です。応対の自動化と、人手による架電を組み合わせることで、取りこぼしを減らします。
営業効率化・見える化
進行中の営業案件の停滞を防ぐリマインドや、対応のヌケモレを防ぐ自動応対を組み合わせます。同時に、商談状況・行動履歴をリアルタイムで可視化することで、営業活動全体の見通しが良くなります。
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