SEO対策もできる限りを尽くした。
Web広告は出せる面に出し尽くし、PDCAも一通り回した。
ブログやホワイトペーパーも自社事業に関連するテーマ・キーワードで作った。
SNSもオーガニック・Adともに力を入れている・
継続するとどこかで頭打ちがやってきます。
たとえばこんなケースに遭遇しはじめます。
- Web広告の増額を担当者に打診し増額シミュレーションを見ると、掛けた金額に見合うCPAが期待できない。
- SEOブログのキーワードが自社ビジネスと遠そう、あまりにも広すぎるものになってきた
「すでに興味のある潜在顧客を取り尽くしたから、認知の拡大にチャレンジする」
というケースはポジティブですし、マーケティングフェーズとして一つ上ったとも言えるので、それができるデジタルマーケティング施策追加するのは良いと思います。
しかし、意図的にそれを狙っている場合以外は、CV数が微増となり、微妙な結果になって終わることが大半でしょう。
じゃあどうするのか?
という場面で我々は、「リードナーチャリング」を提案しています。
ここまでデジタルマーケティングで挙げてきた事例は、いずれも「リードジェネレーション」目的だと思います。つまり、"新しいリードを作る"のです。
それに対して「リードナーチャリング」は、"今いるリードを大切にする"取組です。
デジタルマーケティングやりきった感が出るくらいやったということは、リードは既に大量にお持ちだと思います。
そして、そのリードの中で、商談・提案・受注に至った人は少数ではないでしょうか?そこに至っていないリードこそ、自社の資産であり活用しない手はありません。
具体的な取組としては、MAツールを使い、たくさんのリード一人ひとりに自動&個別最適なアプローチを掛けていきます。MAツールはHubSpot・Salesforce・Zohoをはじめとしたグローバルなものでも、SATORIやferret One MAなど国産でも機能の違いがあれどいずれも可能です。
リードナーチャリング施策を進めていけば、一度は自社の商品・サービスに目を向けなかった潜在顧客も、個別に丁寧にコミュニケーションを取っていけば一定の割合で戻って来るのです。
メールマーケティングはこの領域の一部です。
メールだけではなく、ウェブサイト上でポップアップやチャットも個別最適化できますし、社内通知を活用して営業やインサイドセールスにトスアップすることも可能です。
ただ、1件1件個別に対応するには限界がありますし、仮に個別対応も併用するにしても闇雲にアプローチするには心身の限界があります。そこで個別最適×自動化になります。
そのため、注意点としては、単発の"メルマガ"を送ることは「リードナーチャリング」の一部でしかないということです。
季節柄のご案内・イベント・など、単発メルマガがフィットする重要なマーケティング活動はありますが、こればっかりやればいいというものではありません。
単発"メルマガ"の最大のデメリットは、リード一人ひとりに対して「自分宛に送ってくれたんだな」という印象が与えられないことにあります。件名からそれが伝われば開封してもらえませんし、本文に◯◯様の呼び名も無ければ装飾が多く施されているようなメールをまさか自分一人のために作って送ってくれるとは思いません。
リードナーチャリングをやろうとすると、課題はマーケティングの領域っぽいのに他の職種の経験スキルも必要なことです。
個別応対には営業の経験スキルが必要ですし、自動化にはシステムの経験スキルが必要です。
マーケティング部・マーケティング担当者だけでリードナーチャリングを回し切ろうとすると、多くの会社はつい全体周知や広告っぽいメッセージを作ってしまいつつ、シナリオの設計や構築のロジックに馴染めず苦戦します。
とはいえ、社内で営業やシステムの部署・担当者を追加アサインしてもらうのはとても大変です。そんなお困りごとがあるからこそ、私どもマーケティングアカデミアは伴走支援や運用代行でご支援させていただけています。
ご興味ある方は下記リンクよりぜひお問い合わせください。「自社の場合どんな取組をどんな順番でやればいいのか?」にお答えしサポートさせていただきます。
マーケティングアカデミア富田
マーケティングアカデミア富田
株式会社マーケティングアカデミア 代表取締役 20代はリクルートで人材系の法人営業。飛び込みやテレアポをしたくない、でも成果は出さないと行けない、というジレンマの中、気づけばメールマーケティング・カスタマーサクセスのような動きを自然身に着けていた。狙い通り、「自分は案件や引き合いが多くてテレアポの時間が作れないし、優先すべきは今ある案件の受注」という建前を作りつつ、表彰を多数獲得。 30歳の誕生月にリクルートを卒業し、ベンチャーで教育系求人サイトの事業責任者に。はじめて経験するデジタルマーケティング・サイトやシステムの制作に苦戦しつつ、自社開発でMAツールのような機能を作りながら会員の応募を増やし事業を成長させた。 その後偶然、MAツールの運用を支援したところ、これまでの他の事業・領域よりも成果に貢献でき満足度も高かった。営業・マーケティング・システムというMAツール運用に必要な領域で全て10,000時間以上の経験を積み重ねていたことが上手く昇華された。そのため現在はMAツール運用に集中し、1社でも多く自動化施策で成果と効率を上げるための取組を行っている。