企業のマーケティング担当者、DX推進担当者、営業企画担当者の皆さん、自社のサービスや商品に対する関心を持ってもらい、最終的には成果につなげるためのマーケティング活動は日々進化しています。今回は、BtoCおよび人材ビジネスにおける実例を通して、休眠会員を再活性化させ、サイト来訪数を増やし、MAツール運用支援サービスへの問い合わせ獲得に成功した事例をご紹介します。
前提
- 数千人単位の既存会員がいるが、一度も面談に進まない人や、面談後に音沙汰がない人が大半。
- 自社サイトにはオウンドメディアを併設し、求人一覧もあり、ある程度のユーザー/セッション数は増加していた。
課題
- 音沙汰のない休眠会員が再度仕事探しを始めたときに、スムーズに紹介できる状態を作りたい。
解決策
マーケティングアカデミアは以下の施策を提案しました。
- 担当キャリアアドバイザー全員分のチャット作成: 各キャリアアドバイザーが担当の休眠会員に対して「ご無沙汰しております。近況いかがですか?」と呼びかける。
- 近況確認と再面談促進ロジックの構築: チャットでのやり取りを通じて、現職に悩んでいたり転職活動を検討している人に対して再面談を促す。
- スケジューラとの連携: チャットの最後に面談日時の予約を自動化する。
効果
- 初月から休眠会員の復活を実現。
- 休眠会員数の増加に伴い、効果はコンスタントに増加し、1年後、2年後も毎月数十件の復活面談を提供できている。
補足
- スケジューラの予約に至らなくても、担当キャリアアドバイザーからの電話やメールでアポイントを獲得可能。
- チャットが開始されたことの内部通知が重要。
- 担当者の顔写真や会員の職種によって反応率やアポイント獲得率に差があり、これはさらに探求できるポイント。
- 新しいキャリアアドバイザーの入社時に、このチャットの作成を入社セットとして含めること。
この事例からわかるように、休眠会員を再活性化させることは、適切な戦略とツールを用いることで実現可能です。自社のMAツールを最大限に活用し、パーソナライズされたコミュニケーションを通じて顧客との関係を深め、サイト来訪数の増加や新たな問い合わせの獲得につなげましょう。
皆さんの企業でも、このような取り組みを始めてみてはいかがでしょうか?当社のMAツール運用支援サービスは、皆さんのビジネスの成功をサポートします。ぜひお問い合わせください。
マーケティングアカデミア富田
マーケティングアカデミア富田
株式会社マーケティングアカデミア 代表取締役 20代はリクルートで人材系の法人営業。飛び込みやテレアポをしたくない、でも成果は出さないと行けない、というジレンマの中、気づけばメールマーケティング・カスタマーサクセスのような動きを自然身に着けていた。狙い通り、「自分は案件や引き合いが多くてテレアポの時間が作れないし、優先すべきは今ある案件の受注」という建前を作りつつ、表彰を多数獲得。 30歳の誕生月にリクルートを卒業し、ベンチャーで教育系求人サイトの事業責任者に。はじめて経験するデジタルマーケティング・サイトやシステムの制作に苦戦しつつ、自社開発でMAツールのような機能を作りながら会員の応募を増やし事業を成長させた。 その後偶然、MAツールの運用を支援したところ、これまでの他の事業・領域よりも成果に貢献でき満足度も高かった。営業・マーケティング・システムというMAツール運用に必要な領域で全て10,000時間以上の経験を積み重ねていたことが上手く昇華された。そのため現在はMAツール運用に集中し、1社でも多く自動化施策で成果と効率を上げるための取組を行っている。